ニュース速報
ワールド

ブラジル、2023年は2.9%成長 第4四半期は減速傾向

2024年03月04日(月)07時53分

 ブラジル地理統計院(IBGE)が3月1日発表した2023年の国内総生産(GDP)は前年比2.9%増となり、大方のエコノミスト予想を上回った。だが昨年第4・四半期は減速傾向が続いた。2021年9月、サントスの港湾で撮影(2024年 ロイター/Carla Carniel)

Gabriel Araujo

[サンパウロ 1日 ロイター] - ブラジル地理統計院(IBGE)が1日発表した2023年の国内総生産(GDP)は前年比2.9%増となり、大方のエコノミスト予想を上回った。だが昨年第4・四半期は減速傾向が続いた。

昨年序盤は農業生産が好調だったほか、大豆など農産物の輸出も拡大。底堅い雇用情勢と社会福祉政策も消費を下支えした。

だがエコノミストは、そうした状況が今年は変わると予想している。農業生産の減少が見込まれる上、高止まりする借り入れコストが消費を圧迫するためだ。同国中央銀行は昨年8月以降で政策金利を合計250ベーシスポイント(bp)引き下げたが、政策金利は今なお11.25%の高水準にある。

IBGEによると、昨年第4・四半期のGDPは前期比で横ばい、前年同期比で2.1%増だった。エコノミスト予想は前期比0.1%増、前年同期比2.2%増となっていた。

キャピタル・エコノミクスのチーフ新興国市場エコノミスト、ウィリアム・ジャクソン氏は「ブラジルの第4・四半期GDPの停滞と家計支出の減少により、経済の勢いが急速に失われたことが確認された」と指摘。「成長は向こう数四半期にわたり上向くと予想されるが、当社は2024年のGDP成長率が1.3%にとどまるとする従来見通しへの確信を強めた」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ルネサス、米サイタイムにタイミング事業売却 約47

ビジネス

カナダ、EV義務化撤回へ 新燃費基準に置き換え=報

ビジネス

米財務省が1250億ドルの借り換え発表、入札規模は

ワールド

ウクライナ兵5.5万人戦死、ロシアとの戦闘で=ゼレ
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプの帝国
特集:トランプの帝国
2026年2月10日号(2/ 3発売)

南北アメリカの完全支配を狙うトランプの戦略は中国を利し、世界の経済勢力図を完全に塗り替える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 2
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染拡大する可能性は? 感染症の専門家の見解
  • 3
    エプスタインが政権中枢の情報をプーチンに流していた? 首相の辞任にも関与していた可能性も
  • 4
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 5
    トランプ不信から中国に接近した欧州外交の誤算
  • 6
    米戦闘機、空母エイブラハム・リンカーンに接近した…
  • 7
    ユキヒョウと自撮りの女性、顔をかまれ激しく襲われ…
  • 8
    アジアから消えるアメリカ...中国の威圧に沈黙し、同…
  • 9
    電気代が下がらない本当の理由――「窓と給湯器」で家…
  • 10
    グラフが示す「米国人のトランプ離れ」の実態...最新…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 3
    180万トンの「リチウムごみ」を資源に...EV電池の「副産物」で建設業界のあの問題を解決
  • 4
    日本への威圧を強める中国...「レアアース依存」から…
  • 5
    ロシア軍の前線で「弾よけ」にされるアフリカ人...兵…
  • 6
    「出禁」も覚悟? ディズニーランドで緊急停止した乗…
  • 7
    致死率は最大75%のニパウイルスが、世界規模で感染…
  • 8
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
  • 9
    町長を「バズーカで攻撃」フィリピンで暗殺未遂、大…
  • 10
    高市首相の発言は正しかった...「対中圧力」と「揺れ…
  • 1
    【クイズ】世界で最も「レアアースの埋蔵量」が多い国はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 6
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【202…
  • 7
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 8
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」は…
  • 9
    防衛省が「新SSM」の映像を公開、ノルウェー・コング…
  • 10
    中国で大規模な金鉱脈の発見が相次ぐ...埋蔵量は世界…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中