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仮釈放中のタクシン氏、気分は良好だが虚弱状態=タイ首相

2024年02月26日(月)10時07分

タイのセター首相は24日、仮釈放され警察病院を退院したタクシン元首相(74)について、気分は良好だが依然虚弱な状態にあると説明した。写真は、2024年2月21日に公開されたバンコク市内でカンボジアのフン・セン元首相と会った際のタクシン氏(右)。(2024年 ロイター/Hun Sen Via Facebook/Handout via REUTERS)

[バンコク 24日 ロイター] - タイのセター首相は24日、仮釈放され警察病院を退院したタクシン元首相(74)について、気分は良好だが依然虚弱な状態にあると説明した。

タクシン氏は、軍事クーデターで追放され15年間の海外逃亡生活を経て帰国。首相在任中の権力乱用の罪などで禁固刑を受けたが減刑され、2月18日に仮釈放された。

セター氏は、バンコクの自宅にタクシン氏を訪問した後、記者団に「あまり言葉を交わさなかった。(タクシン氏は)虚弱状態だが、腕を少し動かせていた」と説明。気分はよく笑顔で「帰宅を喜んでいた」と述べた。

また、タクシン氏が今後、タイをどのように支援していくかは語らず、セター氏の職務を励ましたが、政治については話さなかったとしながらも「タイには経済問題が山積していることから、懸念を示した」と述べた。

タクシン氏が家族らが率いる政府に影響力を行使するのではないかとの見方があるが、政府もセター氏も否定している。

ロイター
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