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紅海の船舶攻撃、米国船も対象 フーシ派表明
2024年01月16日(火)11時17分
イエメンの親イラン武装組織フーシ派のナセルディン・アメル報道官は、攻撃対象を米国の船舶にまで拡大すると述べた。昨年12月、イエメン・アルサリフで撮影(2024年 ロイター/Khaled Abdullah//File Photo)
[カイロ 15日 ロイター] - イエメンの親イラン武装組織フーシ派のナセルディン・アメル報道官は15日、攻撃対象を米国の船舶にも拡大すると述べた。
テレビ局アルジャジーラに対し「われわれが標的とする船舶は必ずしもイスラエルに向かう船舶である必要はない。米国の船舶であれば十分だ」と指摘。「米国は海洋安全保障を失う瀬戸際にある」とした。
また、米英が先週イエメンで実施した攻撃により、米英の船舶が「正当な標的」になったとした。
米中央軍によると、フーシ派は15日、米国が所有・運航を手がける貨物船を対艦弾道ミサイルで攻撃した。
フーシ派の拠点に対する米主導の攻撃が抑止につながっていないことを示唆した。
英国は紅海の紛争に巻き込まれることは望まないとしつつ、航行の自由を守ることにコミットしていると表明。シャップス国防相はスカイ・ニュースで、フーシ派拠点へのさらなる攻撃の可能性について状況を見守る考えを示した。
中国も紅海での民間船舶に対する攻撃停止を求めた。