北朝鮮、衛星運用に干渉なら宣戦布告と見なす=KCNA

北朝鮮は2日、衛星運用に対するいかなる干渉も宣戦布告と見なし、戦略資産への攻撃が差し迫れば戦争抑止力を動員すると表明した。写真は11月、偵察衛星の打ち上げを見守る金正恩総書記。KCNA提供(2023年 ロイター)
Heekyong Yang
[ソウル 2日 ロイター] - 北朝鮮は2日、衛星運用に対するいかなる干渉も宣戦布告と見なし、戦略資産への攻撃が差し迫れば戦争抑止力を動員すると表明した。国営の朝鮮中央通信(KCNA)が国防省報道官の声明を伝えた。
声明は「米国が違法かつ不当に最先端技術を武器化し、主権国家の正当な領域を侵害しようとすれば、北朝鮮は米偵察衛星の存続能力を損なうもしくは破壊する自衛措置を取ることを検討する」とした。
北朝鮮は11月21日に初の軍事偵察衛星打ち上げに成功したとし、米本土や日本、米領グアムにある軍事施設の写真を撮影したと主張している。
米放送局RFAによると、米宇宙軍の報道官は北朝鮮の衛星による偵察活動を妨害する能力が米国にあるかとの問いに対し、さまざまな手段を使って敵対国の宇宙能力を妨害できると述べた。