ニュース速報
ワールド

欧州各地でアマゾンに抗議行動、ブラックフライデーに

2023年11月24日(金)14時43分

欧州各地では年末商戦が本格化する24日のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)に、米アマゾン・ドット・コムに対する倉庫労働者のストライキなどの抗議行動が計画されており、商品の配送に影響が出る可能性がある。資料写真、2019年2月、NYで撮影(2023年 ロイター/Brendan McDermid)

[ロンドン 24日 ロイター] - 欧州各地では年末商戦が本格化する24日のブラックフライデー(感謝祭翌日の金曜日)に、米アマゾン・ドット・コムに対する倉庫労働者のストライキなどの抗議行動が計画されており、商品の配送に影響が出る可能性がある。

アマゾンは今年、11月17─27日の10日間をセール期間としている。

同社にとって2番目に大きい市場であるドイツの5カ所の発送センターでは労働者が集団労働協約を求め、24日午前0時から24時間ストを実施する。統一サービス産業労働組合(ベルディ)が明らかにした。

同社ドイツ拠点の広報担当者は、労働者には時給14ユーロ(15.27ドル)を上回る初任給に諸手当を加えた適正な給与を支払っているとコメント。ブラックフライデーに商品の配送をスケジュール通り行うとした。

英労働組合GMBによると、英中部コベントリーのアマゾン倉庫労働者1000人以上が賃金を巡り24日にストを行う。

フランスでは反グローバル化組織ATTACがアマゾンの宅配ロッカーにポスターやテープを貼るよう活動家らに呼びかけており、配達員や顧客がロッカーを開けられなくなる可能性がある。

イタリア労働総同盟(CGIL)やスペイン労働者委員会(CCOO)もストなどを呼びかけている。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ハリコフ攻撃、緩衝地帯の設定が目的 制圧計画せずと

ワールド

中国デジタル人民元、香港の商店でも使用可能に

ワールド

香港GDP、第1四半期は2.7%増 観光やイベント

ワールド

西側諸国、イスラエルに書簡 ガザでの国際法順守求め
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:インドのヒント
特集:インドのヒント
2024年5月21日号(5/14発売)

矛盾だらけの人口超大国インド。読み解くカギはモディ首相の言葉にあり

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 2

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた異常」...「極めて重要な発見」とは?

  • 3

    存在するはずのない系外惑星「ハルラ」をめぐる謎、さらに深まる

  • 4

    羽田空港衝突事故で「日航の奇跡」を可能にした、奇…

  • 5

    「円安を憂う声」は早晩消えていく

  • 6

    老化した脳、わずか半年の有酸素運動で若返る=「脳…

  • 7

    アメリカはどうでもよい...弾薬の供与停止も「進撃の…

  • 8

    共同親権法制を実施するうえでの2つの留意点

  • 9

    日鉄のUSスチール買収、米が承認の可能性「ゼロ」─…

  • 10

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 1

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 2

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する悲劇の動画...ロシア軍内で高まる「ショットガン寄越せ」の声

  • 3

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両を一度に焼き尽くす動画をウクライナ軍が投稿

  • 4

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 5

    原因は「若者の困窮」ではない? 急速に進む韓国少…

  • 6

    エジプトのギザ大ピラミッド近郊の地下に「謎めいた…

  • 7

    北米で素数ゼミが1803年以来の同時大発生、騒音もダ…

  • 8

    常圧で、種結晶を使わず、短時間で作りだせる...韓国…

  • 9

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 10

    プーチン5期目はデフォルト前夜?......ロシアの歴史…

  • 1

    ロシア「BUK-M1」が1発も撃てずに吹き飛ぶ瞬間...ミサイル発射寸前の「砲撃成功」動画をウクライナが公開

  • 2

    「おやつの代わりにナッツ」でむしろ太る...医学博士が教えるスナック菓子を控えるよりも美容と健康に大事なこと

  • 3

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    世界3位の経済大国にはなれない?インドが「過大評価…

  • 7

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 8

    一瞬の閃光と爆音...ウクライナ戦闘機、ロシア軍ドロ…

  • 9

    タトゥーだけではなかった...バイキングが行っていた…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中