[21日 ロイター] - イエレン米財務長官はベトナムの首都ハノイで21日に講演し、グリーンエネルギーの発電源拡大やより強靭なサプライチェーン(供給網)構築においてベトナムを重要なパートナーと考えていると強調する。

イエレン氏は「米ASEANビジネス評議会」向けの講演原稿で、両国の貿易が過去20年間にわたり年25%近いペースで拡大し、昨年に過去最大を記録したと指摘。

「この勢いが衰える兆候はない」とし、ベトナムの半導体分野への投資も加速していると述べた。

米政府は中国への依存度を引き下げて信頼できるパートナーとの貿易を増やす取り組みの一環としてベトナムとの外交関係格上げを目指している。ただ、ベトナム政府内では中国に敵対的と受け止められる恐れがあるとして反発する動きもある。

イエレン氏は講演で中国には触れていない。米国が供給網を同盟国や友好国を中心に再構築する「フレンド・ショアリング」を推進していることについて、「排他的」な集まりではなく「先進国、新興国、途上国を問わずオープンで包摂的なもの」だと強調した。

Reuters Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。