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中国、キューバ巡るWSJ報道に不快感 「米国はハッカー帝国」
中国外務省の汪文斌報道官は9日、同国がキューバにスパイ施設を設置する計画で大筋合意したとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)報道について、「うわさや中傷を広める」ことは「ハッカー帝国」米国の一般的な戦術であるとコメントした。米中の国旗。(2023年 ロイター/Florence Lo/Illustration)
[北京 9日 ロイター] - 中国外務省の汪文斌報道官は9日、同国がキューバにスパイ施設を設置する計画で大筋合意したとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)報道について、「うわさや中傷を広める」ことは「ハッカー帝国」米国の一般的な戦術であるとコメントした。
同報道官は「周知のように、うわさや中傷を広めることは、米国の一般的な戦術である」とし「米国は世界で最も強力なハッカー帝国であり、また、本当の監視大国でもある」と述べた。
米政府当局者によると、ブリンケン米国務長官は近く中国を訪問する計画だが、今回の報道で訪中に疑問が生じる可能性がある。
米国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官はWSJの報道について「報道を確認したが、正確ではない」と指摘。ただ不正確とする箇所については明言しなかった。
キューバ政府高官は「全くの虚偽で根拠はない」とし、キューバに経済制裁を科している米政府によるでっち上げという見解を示した。