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スイスCPI、5月は前年比2.2%に伸び縮小 中銀目標上回る

2023年06月05日(月)16時57分

 6月5日、スイス連邦統計局が発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の伸び率が2.2%と前月の2.6%から縮小した。リフィニティブがまとめたエコノミスト予想と一致した。写真はチューリヒで2021年3月撮影(2023年 ロイター/Arnd Wiegmann)

[チューリヒ 5日 ロイター] - スイス連邦統計局が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比の伸び率が2.2%と前月の2.6%から縮小した。リフィニティブがまとめたエコノミスト予想と一致した。

スイス国立銀行(中央銀行)の0─2%のインフレ目標を15カ月連続で上回った。

クレディ・スイスのエコノミスト、マキシム・ボッテロン氏は「インフレ圧力は依然として比較的広範囲に及んでいる」と指摘し、中銀は6月に政策金利を50ベーシスポイント(bp)引き上げ2%にする可能性が高いとの見方を示した。

「インフレ率は今後数四半期にわたって物価安定の定義の上限にとどまる公算が大きい」と予想した。

5月のCPIは前月比0.3%上昇した。統計局は家賃やパッケージ旅行、野菜の値上がりが主な要因と分析した。

燃料や食品を除いたコアインフレ率は前年比1.9%上昇し、4月の2.2%から減速した。

ロイター
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