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原油先物は小幅上昇、IEA事務局長が中国の需要回復を楽観視
2023年02月06日(月)11時25分

アジア時間序盤の原油先物は小幅に上昇した。写真は2018年8月、米テキサス州ミッドランドで撮影(2023年 ロイター/Nick Oxford)
[メルボルン 6日 ロイター] - アジア時間序盤の原油先物は小幅に上昇した。主要国経済を巡る懸念が、中国の需要回復を示す兆候よりも重視されたことから、原油先物は先週はおよそ8%下落し、約3週間ぶりの安値水準に落ち込んでいた。
北海ブレント先物は0022GMT(日本時間午前9時22分)時点で0.16ドル(0.2%)高の1バレル=80.10ドル。米WTI先物は0.15ドル(0.2%)高の73.54 ドルで推移している。
原油先物は先週末、3%下落した。好調な米雇用統計を受け、米連邦準備理事会(FRB)が利上げを継続するとの観測が広がり、ドルを押し上げた。
一方、国際エネルギー機関(IEA)のビロル事務局長は5日、中国の回復が引き続き石油価格の主要な原動力と強調。
「今年の世界石油需要の伸びの約半分は中国からもたらされると予想している」と指摘。また、中国のジェット燃料需要は爆発的に伸びており、需要に上昇圧力がかかっているとも述べた。