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中国は「大犯罪者」、台湾がTPP加入申請巡り非難

2021年09月24日(金)11時22分

FILE PHOTO: A Taiwanese flag flaps in the wind in Taoyuan, Taiwan, June 30, 2021. REUTERS/Ann Wang/File Photo

[台北 24日 ロイター] - 台湾外交部(外務省)は23日夜、中国について、台湾をいじめることに熱心な「大犯罪者」だとし、台湾の環太平洋連携協定(TPP)加入申請に反対したり意見を述べたりする権利はないと訴えた。

台湾は22日、TPPへの加入を正式に申請したと発表。中国の加入申請から1週間足らずでの申請となった。

台湾を自国の領土の一部と見なす中国の外務省は23日、台湾が「いかなる公的な協定や組織に加盟することにも」反対すると表明した。

台湾外交部は23日夜の声明で、中国には台湾のTPP加入申請について「発言する権利はない」と反発。「中国政府は、国際社会で台湾をいじめたいだけで、台湾海峡での敵対心を高める大犯罪者だ」と非難した。

また、中国はTPPに加入しておらず、同国の貿易システムを巡ってはこの枠組みの高い基準を満たしていないのではという疑念が世界的に広がっていると指摘。

TPP申請発表の直後に台湾を威嚇するため、軍用機を台湾の防空識別圏に侵入させたとし、「このような行動パターンは中国にしかあり得ない」とした。

一方、中国国務院の台湾事務弁公室は23日夜の声明で、中国のTPP加入は新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後の世界経済の回復に寄与するとの見解を示した。

また、中国は台湾が貿易を利用して国際化を推進したり、独立した行動を取ったりすることに反対すると表明。「関係国が台湾関連の問題を適切に処理し、台湾の独立活動に便宜を図ったりすることがないよう望む」と訴えた。

ロイター
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