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中国コロナワクチン、2カ月で変異種に対応可能=国内専門家
中国疾病対策予防センターの専門家は、シノバック・バイオテックなどが開発する新型コロナウイルスワクチンについて、約2カ月間でウイルスの変異種にも対応できるという見方を示した。写真はシノバックのワクチン。サンパウロで22日撮影(2021年 ロイター/AMANDA PEROBELLI)
[北京 26日 ロイター] - 中国疾病対策予防センター(中国CDC)の専門家は、シノバック・バイオテック(科興控股生物技術)などが開発する新型コロナウイルスワクチンについて、約2カ月間でウイルスの変異種にも対応できるという見方を示した。中国共産党系メディアの環球時報が26日伝えた。
変異種に対するコロナワクチンの有効性を巡って、米モデルナが25日、南アフリカ種では効果が弱まる可能性があるとし、変異種に合わせた新たなワクチン・ブースターの試験を実施すると発表している。
シノバックや中国医薬集団(シノファーム)が開発するコロナワクチンは「不活化ワクチン」の一種で、死んだウイルスを原材料として作られる。
中国CDCの邵一鳴氏は、英国種や南ア種に対する中国ワクチンの中和効果は弱まるもようとした上で、米ファイザーやモデルナが開発したメッセンジャーRNA(mRNA)技術に基づくワクチンと比べて、変異種の対応に時間がかかる可能性があると述べた。