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米下院議長、議会から南部連合軍関連の銅像撤去求め書簡
2020年06月11日(木)10時24分
6月10日、ペロシ米下院議長(写真)は1、南北戦争時の南部連合軍指導者と兵士の像11体を議会から撤去するよう求めた。米首都ワシントンで撮影(2020年 ロイター/Jonathan Ernst)
[ワシントン 10日 ロイター] - ペロシ米下院議長(民主党)は10日、南北戦争時の南部連合軍指導者と兵士の像11体を議会から撤去するよう求めた。
議長は、議会の銅像管理を担当する委員会に書簡を送付。「これらの像は遺産ではなく憎悪に敬意を表するものであり、撤去されなければならない」と述べた。
5月25日にアフリカ系男性ジョージ・フロイドさんが警官の拘束で死亡した事件をきっかけに、人種差別や警官による暴力に対する疑問が噴出。この事態を受け、1861─65年の南北戦争終了までアフリカ系米国人が奴隷となっていた南部各地で、当局が南部連合軍を称賛する銅像撤去を指示するケースが相次いでいる。
米議会には米国史における重要人物にちなんだ記念物が多数設置されており、南部関連では南部連合軍のロバート・E・リー将軍やジェファーソン・デービス南部大統領の像が含まれている。
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