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トルコGDP、第4四半期は前年比6.0%増 予想上回る
[アンカラ 28日 ロイター] - トルコ統計庁が28日に発表した昨年第4・四半期の国内総生産(GDP)は前年同期比6.0%増、2019年通年では0.9%増となり、いずれもロイターがまとめた予想を上回った。18年の通貨リラ急落に伴うリセッション(景気後退)の影響を克服し、力強い成長をみせた。
第4・四半期のGDPは、前期比(季節・日数調整後ベース)では1.9%増加した。
ロイター調査では、第4・四半期GDPの前年比伸び率は5%と予想されていた。2019年成長率の予想は0.6%だった。
調査によると、トルコの今年の成長率は4%と予想されている(予想中央値)。トルコ政府は今年、来年ともに5%の経済成長を見込んでいる。
イスタンブールでコンサルタント会社を経営するエコノミスト、ハルク・ビュリュムジェクチ氏は、第4・四半期の経済成長は個人消費によって押し上げられたと指摘した。
同氏は「経済成長は2020年第1・四半期にも力強い勢いを維持するという初期の兆候が見られる」と述べ、金融状況の緩和や信用の伸びのペースが長期的な成長見通しを左右する要因になると指摘。「最新のデータに基づけば、今年は4━5%の経済成長を達成することが可能だと我々は考えている」と語った。
トルコリラは
今月13日に発表された昨年12月の鉱工業生産指数は日数調整後で前年比8.6%上昇となり、景気回復を背景に4カ月連続で上昇した。
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