日銀の利上げペース、半年前の前回予想より若干加速=IMF見通し
日銀本店、2024年撮影 REUTERS/Kim Kyung-Hoon/File Photo
Leika Kihara
[14日 ロイター] - 国際通貨基金(IMF)は14日に公表した最新の世界経済見通しで、日本銀行は段階的な利上げを行うと予想されるが、その利上げペースは昨年10月時点の予想よりも加速していると指摘した。
日本の経済成長率については2025年の1.2%から、26年には0.7%、27年には0.6%に鈍化すると予想した。これは前回の10月見通しとほぼ変わらなかった。
IMFは、日本政府の財政刺激策と燃料費抑制策の効果は、海外需要の低迷や中東紛争による逆風を相殺するとの見方を示した。
食料品価格や商品相場の下落に伴い、インフレ率は年内に低下し、27年末までに日銀の目標である2%に収束すると予想。
最新の見通しで「日本の政策金利は徐々に引き上げられ、昨年10月の時点での予想よりもやや速いペースで、1.5%前後の中立水準に向かう」と分析した。
日銀は2024年に大規模な金融緩和策を終了した後、短期政策金利を数回引き上げ、昨年12月には30年ぶりの高水準となる0.75%まで引き上げた。
中東紛争に伴う原油価格の高騰は、日本の緩やかな経済回復に打撃を与え、日銀が依然として低水準にある金利を引き上げる計画を複雑にしている。
燃料価格の高騰は、すでに高まっているインフレ圧力をさらに強めるだけでなく、中東からの石油輸入に大きく依存している経済にも打撃を与える。
インフレ率が約4年間にわたり目標近辺で推移していることを受け、日銀の植田和男総裁は利上げを継続する用意があることを示唆している。
市場は、日銀が4月27─28日の次回の金融政策決定会合で利上げを決定するかどうかに注目している。だが、長期化する中東紛争が市場の混乱を招き、経済見通しを不透明にしているため、利上げ観測は後退しつつある。





