米ゴールドマン、1─3月は債券低迷 利益予想超えも株2%安
ゴールドマン・サックスのロゴ。2025年12月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
Utkarsh Shetti Saeed Azhar
[13日 ロイター] - 米金融大手ゴールドマン・サックスが13日発表した2026年1─3月期決算は、1株当たり利益が17.55ドルと、LSEGがまとめたアナリスト平均予想の16.49ドルを上回った。ディールメイキング(案件成立)と株式取引が好調だった。一方、債券・為替・商品(FICC)トレーディング収入は10%減の40億1000万ドル。金利取引と住宅ローンの低迷が響いた。
投資銀行業務からの手数料は前年同期比48%増の28億4000万ドル。
資産運用・ウェルスマネジメント事業の収入は10%増の40億8000万ドル。同行は、より安定した収入獲得に向けて同部門を拡充しており、変動の大きいトレーディングや投資銀行業務の収入への依存度を下げている。
株式トレーディング事業が好調で、トレーディングの仲介・融資による収入は27%増加し、過去最高の53億3000万ドルとなった。イラン戦争により世界市場が大きく混乱し、景気後退懸念が高まる中、株式市場のボラティリティーの高まりを背景に顧客はポートフォリオ見直しや下振れリスクのヘッジを行っており、大手銀行のトレーディング部門を支える結果となっている。
デービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)は声明で「地政学的な状況は依然として非常に複雑であるため、規律あるリスク管理はわれわれの業務の中核であり続けなければならない」と述べた。
ゴールドマンの株価は4%安で寄り付いたものの、現在は約2%安で推移している。ソロモン氏が対イラン戦争に起因するボラティリティーや人工知能(AI)主導の混乱を巡る懸念がある中でも、ディールメイキングの見通しに楽観的な見方を示したことで、下げ幅を縮小した。
同氏は決算説明会で「投資銀行業務の環境は引き続き非常に堅調で、とりわけM&A(合併・買収)活動は活発化している」とし、「IPO(新規株式公開)やスポンサー活動は市場環境により抑制されたが、状況が安定すれば活動水準は回復すると考えている」と述べた。





