FRBのバランスシート、縮小へ複数の道筋ある=米ダラス連銀総裁
米ダラス地区連銀のローガン総裁。2024年5月、テキサス州エルパソで開催されたイベントで撮影。REUTERS/Ann Saphir/File Photo
Michael S. Derby
[2日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は2日、連邦準備理事会(FRB)のバランスシートに関する現在のシステムはうまく機能しており、金融システム全体の安定に有益との認識を示した。また、FRBのバランスシート縮小に向けた道筋と選択肢についても示した。
ローガン氏はダラス連銀でのイベント向けの講演原稿で「バランスシートに関しては、FRBの全ての業務と同様に、いかにして国民に最善の奉仕をし、強固な経済と金融システムを支えることができるかに焦点を当てる必要がある」と言及。
「われわれはバランスシートを効率的かつ効果的に活用すべきだ」とした上で、「バランスシートの拡大が公共の利益に資するのであれば悪いことではないが、バランスシートの余力を無駄にしたり、FRBの使命から目をそらしたりしてはならない」と述べた。
また、FRBが現在採用している金融流動性を管理するシステムは「効率的かつ効果的」であるとし、「銀行に準備金を切り詰めるよう迫ることは、システムのリスクを高めるだけだ」との考えを表明。ただ、現行のシステムの中にも、FRBの保有資産の規模縮小に役立つ方法はいくつか存在し、その多くは金融機関が手元の現金準備をどのように管理するかを規定するルールに関わるものだと述べた。
さらに、FRBの流動性供給制度へのアクセスを拡大することで、金融機関が多額の現金を手元に置いておこうとする動機を減らせる可能性があると指摘。割引窓口(ディスカウント・ウィンドウ)貸出制度やその他のFRBの流動性供給に関しては、この取り組みに向けた作業が現在も継続中であると述べた。





