FRB、インフレ期待の高まりに警戒必要=バー理事
米連邦準備理事会(FRB)のバー理事。2月17日、ニューヨークで撮影。REUTERS/Brendan McDermid
Howard Schneider
[ワシントン 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のバー理事は26日、原油相場の高騰による価格ショックがインフレ期待の高まりを招く恐れがあり、FRBはこれに警戒する必要があると述べた。追加利下げを実施する前に時間をかけて経済状況を評価すべきだとした。
バー氏はブルッキングス研究所のイベントでの講演原稿で、「(イラン紛争が)しばらく続けば、エネルギー価格やその他の商品価格の急騰が、物価と経済活動の両方に広範な影響を及ぼす可能性がある」と指摘。
「インフレ率は過去5年間、高水準で推移しており、短期的なインフレ期待も再び高まっている。そのため、さらなる価格ショックが長期的なインフレ期待を押し上げる可能性を特に懸念している」とし、そうなれば、より高いインフレを想定した企業の価格設定や家計の賃金要求が見られるようになり、全体的なインフレの抑制がさらに困難になる可能性があると述べた。
「われわれは特に警戒する必要がある」とし、「中東情勢が米経済に及ぼす潜在的な影響を巡る不確実性が極めて高いこと、また私が言及した他の要因を考慮すると」金融政策をさらに緩和する前に「状況を見極めるために時間を取ることが妥当だ」と語った。
FRBの銀行監督担当副議長だったバー氏はまた、最近の規制上の決定や監督スタッフの削減により、銀行システムの耐性が弱まったという認識も示した。
「銀行システムの安全性と健全性は信頼の上に成り立っているが、われわれは今、その信頼を損なっているのではないかと懸念している」と述べた。
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