クックFRB理事、イラン戦争でインフレリスク拡大と指摘
米連邦準備理事会(FRB)のクック理事。1月21日、米ワシントンの最高裁判所前で撮影。REUTERS/Nathan Howard
Dan Burns
[ニューヘイブン(米コネチカット州) 26日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクック理事は26日、イラン戦争により、物価安定と雇用最大化というFRBの2つの責務に関するリスクバランスがインフレ方向に傾いているという認識を示した。
イェール大学経営大学院でのイベントで、「リスクバランスは全体として概ね均衡していると考えているが、イラン戦争により、現時点ではインフレリスクの方が大きいと言える」と述べた。
「労働市場に関しては均衡しているとみているが、それは不安定な状態にある」と指摘した。
クック氏は過去1年間にトランプ大統領の関税措置が、インフレ率を目標水準に戻す取り組みの進展を阻害してきたとし、今回の戦争は「その目標をさらに遠ざけることになる」と述べた。
FRBは先週、政策金利を3.50─3.75%に据え置いたが、その時点で政策当局者の大半は年末までに0.25%の利下げを見込んでいた。 しかしその後、債券市場では原油価格の上昇や戦争の長期化への懸念を反映して金利が上昇、現在、金利先物市場は年内の利下げ確率が事実上ゼロであることを示している。
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