ニュース速報
ビジネス

「メード・イン・ヨーロッパ」計画の発表1週間延期、適用範囲巡り意見の相違

2026年02月23日(月)20時49分

 欧州連合(EU)欧州委員会(写真)は23日、域内の工業部品・製品を優遇する「メード・イン・ヨーロッパ」政策の発表を1週間延期したと発表した。同政策の地理的適用範囲を巡り意見の相違があったためと説明した。2025年12月撮影(2026年 ロイター/Yves Herman)

[‌ブリュッセル 23日 ロイ‌ター] - 欧州連合(EU)欧州委​員会は23日、域内の工業部品・製品を優遇する⁠「メード・イ​ン・ヨーロッパ」政策の発表を1週間延期したと発表した。同政策の地理的適用範囲を巡り意見の相違があったためと説明し⁠た。

欧州が打ち出した産業加速法(IAA)では、電池、太陽光・風力⁠エネ​ルギー、原子力などの戦略分野の公的資金を活用するプロジェクトで、域内で生産した部品等の最低使用率を設定する、いわゆる「メード・イン・ヨーロッパ」基準を設け⁠る方向で、当初26日に発表す‌る予定だった。

メード・イン・ヨーロッ⁠パ基⁠準を巡っては、フランスなどが、環境規制などが緩い中国などからの安価な輸入品に対抗するため欧州産業の保護が必要だと主張。‌しかしスウェーデンやチェコなど​は、‌域内調達の要⁠件が投資を阻害​し、政府調達での価格上昇、ひいてはEUの国際競争力を損なう恐れがあると警告している。

自動車業界などの産業界は、EU、EFTA加盟国(アイスラ‌ンド、ノルウェー、スイス、リヒテンシュタイン)だけでなく、英​国やトルコなどに拡大⁠するよう求めている。

セジュルネ上級副委員長(繁栄・産業戦略)の報道官は、発表​は3月4日に変更したとし、「追加の1週間の協議により、提案をさらに強固なものにできることを期待している」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2026 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ氏、違憲判決改めて批判 「他の関税とライセ

ワールド

ウクライナ和平巡る次回協議、週末にも開催の公算とウ

ビジネス

独IFO業況指数、2月予想以上に上昇 現況・先行き

ワールド

カナダ首相、インド・オーストラリア・日本を訪問へ 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面を突き破って侵入する力の正体が明らかに
  • 3
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中小企業の「静かな抵抗」
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    アルコールは血糖値を下げる...「脳と血管を守る」医…
  • 6
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く…
  • 7
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 8
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 9
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 10
    ペットとの「別れの時」をどう見極めるべきか...獣医…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 5
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 6
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 7
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 8
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「罠に嵌められた」と主張するが...欧州で次々と摘発…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中