NY外為市場=ドル堅調、ECB総裁早期退任報道受けユーロ軟調
ドル、ユーロ、ポンドの紙幣。2017年4月撮影。REUTERS/Dado Ruvic
[ニューヨーク 18日 ロイター] - ニューヨーク外為市場では、 欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁が来年4月の仏大統領選前の退任を希望しているとの報道を受け、ユーロが下落した。ドルは、一連の米経済指標と米連邦準備理事会(FRB)が発表した1月会合の議事要旨を受け上昇。円は対ドルで軟調だった。
英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は関係筋の話として、マクロン仏大統領がECB総裁の後任選びに関与できるようにするため、ラガルドECB総裁は2027年10月に任期が満了する前に退任する意向を持っていると報じた。ただ、ECBはラガルド総裁は任期満了前の進退について何も決定していないとしている。
モルガン・スタンレーの外国為替・新興国市場戦略責任者ジェームズ・ロード氏は「次期ECB総裁人事を巡り多少の議論はあるものの、市場がそれほど大きく注目するテーマになるとは考えていない」とし、「外国為替市場では主に足元の経済指標や短期的な金融政策の見通しが注目されており、ラガルド氏に関するニュースで相場が大きく動くことはない」との見方を示した。
この日発表の米経済指標では、FRB発表の1月の鉱工業生産指数が前月比0.7%上昇。 商務省発表の2025年12月の耐久財受注は、民間設備投資の先行指標とされるコア資本財(非国防資本財から航空機を除く)の受注が前月比0.6%増と、エコノミスト予想(0.4%増)を上回った。
FRBが公表した1月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨では、政策金利の据え置きでおおむね見解が一致していたものの、今後の方向性については意見が分かれていたことが分かった。
CMEのフェドウォッチによると、FRBが6月の会合までに少なくとも0.25%ポイントの利下げを実施する確率は50%以下。
市場では、イランと米国との間の緊張の高まりなど、地政学的なリスクもなお注視されている。
終盤の取引で主要通貨に対するドル指数は0.6%高の97.71。
ユーロ/ドルは0.57%安の1.1786ドル。
ドル/円は0.98%高の154.78円。 トランプ米大統領は17日、日本による5500億ドル規模の対米投資第1号となる3つのプロジェクトを発表。第1号案件にはオハイオ州の天然ガス発電所、テキサス州の原油輸出施設、ジョージア州の人工ダイヤモンド製造施設が選出された。
ドル/円 NY午後4時 154.80/154.84
始値 153.70
高値 154.87
安値 153.56
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1783/1.1784
始値 1.1834
高値 1.1848
安値 1.1783
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