NY市場サマリー(13日)米国株反落、円が対ドルで24年7月以来の安値、利回り低下
<為替> 終盤のニューヨーク外為市場では、円が対米ドルで2024年7月以来の安値を付けた。国内の財政および金融政策の一段の緩和への懸念が背景にある。ドルは、12月消費者物価指数(CPI)を受けて一時的に下落したが、その後は全般的に上昇した。
スコシアバンクの通貨ストラテジスト、エリック・セオレット氏は「円にとっての地合いはかなりネガティブだ。高市首相は財政・金融の両面でハト派であり、財政面ではより緩く赤字幅の大きい政策にも非常に前向きとみられるからだ」と述べた。日本円は対ドルで0.6%下落し、1ドル=159.11円となった。
円の急速な下落により、市場では為替介入が行われる可能性を警戒する声も出ている。
米労働省が13日発表した2025年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇した。
セオレット氏は「インフレ率は、足元ではいったん底を打ったのではないかという観測が出ている。市場参加者の多くは、むしろインフレ率の上振れサプライズに備えていた可能性がある」と話した。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 米金融・債券市場では、国債利回りが低下した。米国の昨年12月の消費者物価指数(CPI)の伸びが市場予想と一致したことを受け、今年も連邦準備理事会(FRB)による利下げが続くとの見通しが維持された。
労働省発表の12月のCPIは前年比2.7%上昇。上昇率は前月から横ばいで、市場予想と一致した。変動の大きい食品とエネルギーを除くコア指数は前年比2.6%上昇。伸びは前月から横ばいで、予想の2.7%を下回った。
USバンク・ウェルス・マネジメント(ミネアポリス)の資本市場調査責任者、ビル・メルツ氏は 「インフレが加速していないと確認されたのは安心材料になる」とし、 「インフレが高止まりするとの懸念は払しょくされていないものの、今回のCPI統計でそうしたリスクはある程度和らいだ」と 述べた。
ただ、今回のCPI統計発表を受けても市場が見込む利下げ見通しは大きく変わらなかった。CMEフェドウオッチによると、今月27─28日の連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが決定される確率は2.8%。前日は4.4%だった。3月17─18日の次回FOMCで少なくとも0.25%ポイントの利下げが実施される確率は27.4%。前日は28.7%だった。
LSEGによると、市場では今年は合計約0.50%ポイントの利下げが実施されるとの見方が織り込まれている。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 米国株式市場は反落して取引を終えた。金融大手JPモルガン・チェース幹部の発言を受け、トランプ大統領が最近提案したクレジットカード金利の上限設定に対する懸念が高まり、金融株が下落を主導した。
労働省が13日発表した2025年12月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.7%上昇と、上昇率は前月から横ばいで、市場予想と一致。今年の利下げ観測を変える内容ではなかった。
JPモルガンのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)ら幹部は、トランプ氏が提案したクレジットカード金利に10%の上限を設定する案について、消費者に深刻な打撃を与えると警告した。
これを受け、同提案を嫌気した最近の金融株売りが再燃した。トランプ氏は先週、1月20日から1年間の上限設定を提案した。
クレジットカード大手ビザとマスターカードは下落。S&P総合500種の主要11セクターでは金融が下落率が最大だった。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金塊先物相場は、利益確定の売りに押され、3営業日ぶりに反落した。中心限月2月物の清算値(終値 に相当)は前日比15.60ドル(0.34%)安の1オンス=4599.10ドルとなった。
米労働省が朝方発表した2025年12月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比 2.7%上昇し、市場予想と一致。伸び率は前月と同水準だった。変動の激しい食品とエ ネルギーを除いたコア指数は2.6%上昇と、予想を下回った。市場が警戒していたほどの物価上昇圧力が見られなかったと受け止める向きが多く、統計発表後に米長期金利が急低下。金利を生まない資産である金は買われ、一時4640ドル付近まで上値を拡大した。 ただ、最高値圏では利食い売りも出やすく、その後はじりじりと上げ幅を削り、マイナ ス圏に沈んだ。
一方、安全資産としての金需要も根強く、相場の下げ幅は限られた。トランプ米大統領は12日、反体制派の抗議デモが続くイランと取引している国に対し、25%の関税を課 すとSNSで発表した。中国などを念頭に貿易相手国への関税を引き上げることで、イラ ン指導部への圧力を強める狙いがあるとみられる。トランプ氏は13日、軍事攻撃も含めて高官らと対応を協議する予定となっている。一方、ロシアは13日朝にかけて、ウクラ イナ全土をミサイルとドローンで攻撃した。今年最大規模の攻撃とされており、これにより、少なくとも4人の死亡が確認されたほか、暖房や電力が遮断されたと伝わった。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物相場 は、イラン情勢の緊迫化を背景に供給不安が広がる中、4営業日続伸した。米国産標準油種WTIの中心限月2月物の清算値(終値に相当)は前日比1.65ドル(2.77%) 高の1バレル=61.15ドル。これは、中心限月の清算値ベースで2025年10月下 旬以来約2カ月半ぶりの高値水準。3月物は1.61ドル高の60.93ドルだった。
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は13日、イラン保健省当局者の話として、同国各地で続く反体制デモで、治安部隊を含め約3000人が死亡したと伝えた。米国がイ ラン攻撃の検討を本格化させる中、イラン側は米国が介入すれば軍事的に報復するとけん制。トランプ米大統領は同日、SNS投稿で「イラン政府関係者との全ての会談をキャン セルした」とし、「救済は向かっている」と説明した。両国の関係緊迫化や抗議デモの拡大で、石油輸出国機構(OPEC)加盟の有力産油国であるイランの供給に影響が及ぶとの懸念から、原油買いに拍車が掛かった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY午後4時 159.11/159.
12
始値 158.85
高値 159.19
安値 158.60
ユーロ/ドル NY午後4時 1.1645/1.16
46
始値 1.1668
高値 1.1677
安値 1.1635
米東部時間
30年債(指標銘柄) 16時37分 96*22.0 4.8355
0 %
前営業日終値 96*20.0 4.8400
0 %
10年債(指標銘柄) 16時37分 98*18.5 4.1772
0 %
前営業日終値 98*16.0 4.1870
0 %
5年債(指標銘柄) 16時34分 99*14.2 3.7483
5 %
前営業日終値 99*11.5 3.7670
0 %
2年債(指標銘柄) 16時23分 99*22.6 3.5304
3 %
前営業日終値 99*21.6 3.5470
3 %
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 49191.99 -398.21 -0.80
前営業日終値 49590.20
ナスダック総合 23709.87 -24.03 -0.10
前営業日終値 23733.90
S&P総合500種 6963.74 -13.53 -0.19
前営業日終値 6977.27
COMEX金 2月限 4599.1 ‐15.6
前営業日終値 4614.7
COMEX銀 3月限 8633.8 +124.7
前営業日終値 8509.1
北海ブレント 3月限 65.47 +1.60
前営業日終値 63.87
米WTI先物 2月限 61.15 +1.65
前営業日終値 59.50
CRB商品指数 306.6359 +2.5996
前営業日終値 304.0363
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