ニュース速報
ビジネス

午後3時のドルは156円後半、高値圏で売買交錯

2025年11月25日(火)15時52分

 11月25日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅安の156円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2022年7月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Shinji Kitamura

[東京 25日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場の終盤から小幅安の156円後半で取引されている。日米金融政策や円買い介入への警戒感、日本の大規模な経済対策、日中対立など注目材料は多数あるものの、連休明けの市場で新たな動きは限られ、高値圏で売買が交錯した。

ドルは前週20日につけた10カ月ぶり高値157円後半から上値を切り下げ、156円半ばから後半で一進一退となった。米利下げ観測の高まりや円買い介入への警戒感が上値を抑制したほか、日銀の増一行審議委員が22日付の日本経済新聞で、利上げ判断が「近づいている」と述べたことも、円高方向の話題となった。

もっとも、ドルは午前10時半頃に156円半ばへ下落した後、特段の手掛かりがないまま、午後には156円後半へ反発した。市場では「調整は一時的で、再び高値を試す展開になりやすい」(みずほ証券チーフ為替ストラテジストの⼭本雅⽂氏)として、円安地合いに大きな変化はないとの見方が優勢となっている。

高市早苗首相はこの日午前、トランプ米大統領と電話で会談した。報道によると、首相は台湾有事が存立危機事態になり得るとした自身の答弁が議題に上ったかを記者団から問われたが、「詳細は差し控える」と述べるにとどめた。

円相場に目立った反応はなかったが、市場では日中対立の激化は円安要因になるとの指摘が上がっている。

  ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 156.73/156.74 1.1516/1.1518 180.51/180.52

午前9時現在 156.90/156.91 1.1519/1.1521 180.76/180.77

NY午後5時 156.90/156.93 1.1520/1.1522 180.76/180.81

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

「ドイツ銀がリスクを軽視」、元行員の主張をECB検

ワールド

中国、牛肉輸入調査を2カ月延長 貿易制限先送り

ワールド

米中首脳電話会談は米側が提案、前向きで友好的だった

ワールド

中国習主席、トンガ国王と会談 新たな投資を約束
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:世界も「老害」戦争
特集:世界も「老害」戦争
2025年11月25日号(11/18発売)

アメリカもヨーロッパも高齢化が進み、未来を担う若者が「犠牲」に

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネディの孫」の出馬にSNS熱狂、「顔以外も完璧」との声
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 6
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 7
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 8
    「搭乗禁止にすべき」 後ろの席の乗客が行った「あり…
  • 9
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 10
    【銘柄】ソニーグループとソニーFG...分離上場で生ま…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR動画撮影で「大失態」、遺跡を破壊する「衝撃映像」にSNS震撼
  • 3
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 4
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やって…
  • 5
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 6
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 7
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 8
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 9
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 10
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
  • 4
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 5
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 6
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 7
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中