戦略的な財政出動、財政の持続可能性確保と両立させる＝高市首相

　高市早苗首相（写真）は１３日の参院予算委員会で、現内閣が掲げる「責任ある積極財政」について、みだりに財政拡大をするということではなく、戦略的な財政出動で強い経済を構築すると同時に、財政の持続可能性を確保するものだと説明した。１０月に都内で撮影（２０２５年　ロイター/Kim Kyung-Hoon）

[東京 １３日 ロイター] - 高市早苗首相は１３日の参院予算委員会で、現内閣が掲げる「責任ある積極財政」について、みだりに財政拡大をするということではなく、戦略的な財政出動で強い経済を構築すると同時に、財政の持続可能性を確保するものだと説明した。

浜野喜史委員（国民民主）への答弁。首相が尊敬するサッチャー元英首相によるみだりな財政拡大を戒める考え方に賛同するか問われ、高市氏は「納税者のためにワイズスペンディングをするという考え方には同調する」と回答。その上でサッチャー氏が支持した「新自由主義の考え方は持っていない」と述べた。

国民から預かったお金を有効活用し、その果実は安全で安心して暮らせる日本、成長していく経済を作っていくことで「国民に還元できると思っている」と語った。