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イタリア、低額小包に課税計画 ファッション産業保護へ

2025年11月13日(木)11時06分

2018年6月12日、イタリアのローマで箱を撮影(2025年 ロイター/トニー・ジェンティーレ)

[ローマ 12日 ロイター] - イタリアは、主に中国からの低価格輸入品からファッション業界を守る対策の一環として、欧州諸国以外からの低額郵便小包に課税する取り組みを進めている。同国の有力政治家らが明らかにした。

この動きは中国発のインターネット通販「SHEIN(シーイン)」や「Temu(テム)」をターゲットにしている。

ウルソ企業相は記者団に対し、「われわれの措置は今年末までに施行される」と述べた。

他の政治家らによると、政府は欧州連合(EU)レベルで議論されている提案に沿って、150ユーロ(175ドル)未満の荷物への課税を計画しているという。

ジョルジェッティ経済財務相は声明で、より広範なEU税の早期導入を求め、現在想定されている2028年ではなく、26年に発効させるべきだと主張。「安価で規制されていない製品でわれわれの市場を侵略している非欧州の動きを食い止めるためには、強力で迅速な欧州の規則が必要だ」と述べた。

イタリアの措置は数週間以内に来年度予算の修正案として正式に決定される見通しだ。

ロイター
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