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米ゴールドマン、来年はマネジングディレクター昇進が21年来最多

2025年11月07日(金)10時47分

写真はゴールドマン・サックスのロゴ。2021年11月、米ニューヨーク証券取引所(NYSE)で撮影。REUTERS/Andrew Kelly

Saeed Azhar

[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米ゴールドマン・サックスは来年、幹部638人をマネジングディレクターに昇進させる予定であることが、同社の社内メモから分かった。同ポストへの昇進人数としては2021年来最多となる。業界全体で投資銀行業務が回復傾向にあることが背景。

ゴールドマンはM&A(合併・買収)分野でリーグテーブルの首位に立ち、手数料収入が21年に匹敵する水準に回復している。

マネジングディレクター昇進者は2年ごとに発表され、前回は608人だった。来年の昇進者予定者に占める女性の割合は27%。人種構成はアジア系が31%、黒人が3%、ヒスパニック(中南米系)が4%だった。社内メモはデービッド・ソロモン最高経営責任者(CEO)とジョン・ウォルドロン社長の連名となっている。

ゴールドマンは今年第3・四半期の利益が市場予想を上回った。投資銀行部門で助言業務が好調だったほか、相場が上昇して資産運用収入が増加した。

一方、今年はシニア・インベストメントバンカーの年初来の退社が十数人と例年よりも多い。ロイターは先に、事情に詳しい関係者3人の話として、人事再編や今年序盤の業績低迷が転職の理由だったと報じた。

ロイター
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