英中銀が金利据え置き、5対4の僅差 12月利下げの可能性
2025年6月24日、ロンドンのイングランド銀本部。REUTERS/Carlos Jasso/File Photo
William Schomberg David Milliken Suban Abdulla
[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)は6日、総合インフレ率が依然として高いことから政策金利を4.0%に据え置いたが、政策委員の投票は5対4の僅差だった。
今月の政府予算案発表後、ベイリー総裁が近く利下げを支持する可能性が示された。
ロイターによる先週のエコノミスト調査では、多くが6対3での据え置きを予想していた。
政策委は、インフレが高止まりする可能性が低下する一方、経済の需要減退のリスクの高まりを指摘。
ベイリー総裁は据え置きを支持した1人だが5人の中で唯一、インフレリスクは総じて低下したと判断した。しかし、年内の経済動向のなかインフレリスク低下の「一段の証拠を待つ価値はある」との見方を示した。
ブリーデン副総裁とラムスデン副総裁は利下げを支持した。
次回の政策決定会合は12月18日。
9月の英インフレ率は3.8%で主要7カ国(G7)の中で最も高い水準。しかしこのところ横ばいで雇用関連統計からも物価上昇圧力の弱まりが示されている。
政策委は、インフレはピークに達したと指摘。経済成長鈍化と雇用市場の悪化が需要に打撃を与えるため、10月と11月の指標ではインフレが低下するとの見方を示した。
総裁はその上で「金利は依然緩やかな下降軌道にあると判断しているが、再利下げする前に、インフレが目標の2%に戻る軌道にあると確認する必要がある」と述べた。
中銀は、インフレ率が2027年第2・四半期になるまで目標の2%を上回ると予想、これは8月の予想と同じだ。その後1.9%に低下するとし、雇用市場の弱さも指摘した 。
景気減速を懸念する別の兆候として、中央銀行は家計が高水準の貯蓄を消費に回さない可能性に懸念を表明した。
<ガイダンス変更>
声明でのガイダンスも変更。利下げには「漸進的かつ慎重なアプローチが適切」としていたが、これを「ディスインフレの進展が続けば、政策金利は引き続き緩やかな低下路線をとる可能性が高い」に変更した。
総裁は、現在の市場の織り込みは「現在の私の立場の的確な説明」に近いと指摘。しかし5対4の決定で、総裁が近く利下げ支持にまわる可能性から、12月利下げの見方が強まりそうだ。
次回会合までに政策委は、10・11月のインフレ・雇用統計と予算案での増税の程度を確認することになる。
中銀は今回から各委員の見解の要約を公表した。
経済成長率は、今年は1.5%と前回予想の1.25%から上方修正、26年は1.2%と8月予想からほとんど変わらなかった。
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