ニュース速報
ビジネス

ノキア、第3四半期営業利益が予想上回る AIとクラウド事業が好調

2025年10月23日(木)16時47分

 フィンランドの通信機器メーカー、ノキアが23日発表した第3・四半期(7─9月)決算は、光通信機器メーカーのインフィネラを買収を受けた同機器やクラウド関連の需要が寄与し、利益が市場予想を大きく上回った。写真はノキアのロゴマーク。2023年5月、ニューヨークで撮影(2025年 ロイター/Brendan McDermid)

Gianluca Lo Nostro

[23日 ロイター] - フィンランドの通信機器メーカー、ノキアが23日発表した第3・四半期(7─9月)決算は、光通信機器メーカーのインフィネラを買収を受けた同機器やクラウド関連の需要が寄与し、利益が市場予想を大きく上回った。

比較可能なベースの営業利益は4億3500万ユーロ(5億0700万ドル)。LSEGが集計したアナリスト予想は3億4200万ユーロだった。

連結純売上高は12%増の48億3000万ユーロ。アナリスト予想の46億ユーロを上回った。光通信機器とクラウドサービスが好調だった。

人工知能(AI)およびクラウドの顧客は連結純売上高の6%、ネットワークインフラの売上高の14%を占めた。光通信部門は為替変動の影響を除いたベースで19%増収だった。

ノキアは、今も携帯電話通信事業が中核事業だが、AI分野にも投資しており、インフィネラ買収もその一環。

ジャスティン・ホタード最高経営責任者(CEO)はメディアとの電話会議で「AIとデータセンターの需要は引き続き堅調で、拡大基調にある」と述べた。

ノキアは7月、米関税や市場減速、ドル安を理由に通期営業利益予想を下方修正していた。今回、ベンチャーファンドの会計処理方法の変更に関連して17億─22億ユーロとし、予想の上限を21億ユーロから若干上方修正した。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、EUが凍結資産を接収すれば「痛みを伴う対応

ビジネス

英国フルタイム賃金の伸び4.3%、コロナ禍後で最低

ビジネス

ユニリーバ、第3四半期売上高が予想上回る 北米でヘ

ワールド

「トランプ氏は政敵を標的」と過半数認識、分断懸念も
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 8
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 9
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中