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JPモルガンCEO、半年ごとの決算報告を支持=報道

2025年10月08日(水)09時24分

10月7日、米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(写真)は、米証券取引委員会(SEC)の四半期決算報告の要件を緩和する提案を歓迎すると述べた。ニューヨークで9月撮影(2025年 ロイター/Shannon Stapleton)

[7日 ロイター] - 米金融大手JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任者(CEO)は、米証券取引委員会(SEC)の四半期決算報告の要件を緩和する提案を歓迎すると述べた。ブルームバーグ・ニュースが7日報じた。

トランプ米大統領は1期目の2018年に、米企業が四半期ごとでなく半年ごとに決算を報告できるようにすべるきだと初めて主張し、こうした考え方を先月改めて表明した。コスト削減が可能になり、経営者は企業運営に集中できるとしている。

SECのポール・アトキンス委員長は先週、この提案を実現に向けて迅速に進めていると発言し、米企業にとって大きな転換点となる可能性のあるこの動きを巡って、透明性の低下を懸念する声も上がっている。

ダイモン氏はインタビューで「より大きな問題は四半期報告そのものでなく、収益予想だ。CEOたちは予想に縛られ、利益目標を達成しなければならなくなり、利益達成のために愚かなことをし始める」と述べた。

ダイモン氏はまた、仮に四半期報告が求められなくなくなったとしても、投資家に対して四半期ごとに情報提供を続けるが「内容をはるかに少なくする」と話した。

ロイター
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