アマゾン、生鮮食品の当日配送サービス開始 インスタカートなどに対抗

8月13日、米アマゾン・ドット・コムは、生鮮食品を当日配送するサービスを開始すると発表した。ニュージャージー州ロビンスビルで2023年11月撮影(2025年 ロイター/Mike Segar)
Arriana McLymore
[ニューヨーク 13日 ロイター] - 米アマゾン・ドット・コムは13日、生鮮食品を当日配送するサービスを開始すると発表した。小売大手ウォルマートや食品宅配オンラインサービスのインスタカートに対抗する。
プライム会員は25ドル以上の注文で無料でサービスを利用できる。非会員は注文額にかかわらず12.99ドルの配送料がかかる。ウォルマートの会員制サービス「ウォルマート・プラス」は年会費98ドルで、3時間以内の即日配達を提供している。
アマゾンの新サービスは13日時点で、フェニックス、ノースカロライナ州ローリー、フロリダ州タンパを含む全米1000都市以上で利用が可能。同社は年内に2300都市にサービスを拡大する計画だ。
eマーケターのアナリスト、ブレイク・ドローシュ氏は「アマゾンのデジタル食料品サービスにとって大きな拡大となる」とし、特に注目すべきなのはアマゾンが最低注文金額を25ドルまで引き下げた点だと指摘。インスタカートを直接脅かすことになるとの見方を示した。