FRB、バランスシート調整には時間=ベセント財務長官
ベセント米財務長官。2月5日、米首都ワシントンで撮影。REUTERS/Jonathan Ernst/File Photo
David Lawder
[ワシントン 8日 ロイター] - ベセント米財務長官は8日、連邦準備理事会(FRB)の債券買い入れを批判してきたケビン・ウォーシュ氏が次期議長に就任しても、FRBがバランスシートの縮小にすぐに着手するとは考えていないことを明らかにした。
ベセント氏はFOXニュースチャンネルの番組「サンデー・モーニング・フューチャーズ」で、FRBがバランスシートに関する決定を下すには最長1年かかる可能性があると指摘。また、ウォーシュ氏について、非常に独立したFRB議長になるだろうと語った。
ベセント氏は「バランスシートに関する対応はFRB次第だ」とした上で、「FRBが潤沢な(準備金)体制へ政策を移行する場合、迅速な対応を取ることは予想していない。その体制にはバランスシートの拡大が必要になる。したがって、FRBはおそらく、少なくとも1年は時間をかけて、どうするかを決定するだろう」と述べた。
FRBは世界的な金融危機やコロナ禍の際に、長期金利を押し下げるためにバランスシートを大幅に拡大。バランスシートは2022年夏に9兆ドルのピークに達したが、その後は量的引き締め(QT)と呼ばれる縮小プロセスにより25年後半には6兆6000億ドルにまで減少した。
しかしFRBは昨年12月、金融システムに十分な流動性を確保し、金利誘導目標システムの管理を確実に維持するため、短期国債の買い入れを開始すると発表した。
06年から11年までFRB理事を務めたウォーシュ氏は、FRBの巨額の資産保有は金融システムを歪めているとして、削減すべきだと主張してきた。
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