仏ケリング、ミラノの不動産売却でカタール王族と協議=伊紙
イタリアのグッチを傘下に持つフランスの高級ブランド大手ケリングが、イタリア・ミラノで有名ブランドが軒を連ねるモンテナポレオーネ通りにある不動産の売却についてカタール王族の一員と協議を進めている。写真はケリングのロゴ。2023年2月、パリの本社で撮影(2025年 ロイター/Sarah Meyssonnier)
[ローマ 2日 ロイター] - イタリアのグッチを傘下に持つフランスの高級ブランド大手ケリングが、イタリア・ミラノで有名ブランドが軒を連ねるモンテナポレオーネ通りにある不動産の売却についてカタール王族の一員と協議を進めている。2日付の伊紙コリエレ・デラ・セラが報じた。
取り引きがまとまれば、ケリングにとって一連の高額な買収で2024年に100億ユーロ超(115億8000万ドル)に膨らんだ債務の削減につながる可能性がある。売却を協議している18世紀建造の不動産は高額買収物件の1つで、昨年4月に米大手投資会社ブラックストーンから13億ユーロで買収した。
コリエレによると、ケリングは買収時と「同様の企業価値評価」で、同物件を所有する会社の過半数株式を売却する方針だ。
ケリングはコメントを控えた。





