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英年金基金、国内への投資強化約束

2025年05月13日(火)10時14分

 5月13日、英国の主要年金基金は英国の企業やインフラに追加投資することを約束した。写真はM&Gのロゴのイメージ。2021年12月撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Iain Withers

[ロンドン 13日 ロイター] - 英国の主要年金基金は13日、英国の企業やインフラに追加投資することを約束した。政府は、公共プロジェクトに資金を提供し、経済成長を後押しするため、民間投資家に支援を求めている。

政府の声明によると、17の投資会社が、2030年までに年金ポートフォリオの最大10%をインフラ、不動産、プライベートエクイティに投資し、そのうち半分を英国の資産に割り当てると発表した。

この協定には、アビバ、リーガル・アンド・ジェネラル(L&G)、M&Gなどの投資会社が参加。政府は最大500億ポンド(660億ドル)の追加投資を見込んでいる。

「マンションハウス協定」は23年に結ばれた以前の協定に基づくもので、現在のところ任意だが、政府は進捗状況を監視し、今後の年金見直しにおけるさらなる措置によって「強化」されるとしている。

フィナンシャル・タイムズ紙や他のメディアは、英国のプロジェクトにより多く投資するよう年金基金に強制する権限を政府に与えることを検討していると報じている。投資会社の幹部の間では、クライアントの利益にかなうのか懸念の声も上がっている。

ロイター
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