米国株式市場=ダウ最高値更新、ナスダックは下落 アップル安い
米国株式市場はハイテク株が売られたことで、ナスダック総合が下落して終了した。9月9日、ニューヨークで撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 16日 ロイター] - 米国株式市場はハイテク株が売られたことで、ナスダック総合が下落して終了した。市場では米連邦準備理事会(FRB)が17─18日の会合で0.50%ポイントの大幅利下げを決定するか、注目されている。
ダウは最高値を更新した。S&P総合500種は7月に記録した終値ベースの最高値を約1%下回る水準となった。
この日はアップルが2.78%下落し、ナスダックとS&P総合500種の重しになった。新型スマートフォン「iPhone16」への需要が予想よりも弱い可能性があるという一部アナリストの指摘が嫌気された。
半導体株も需要懸念で売られ、エヌビディア
スレートストーン・ウェルスのチーフ・マーケット・ストラテジスト、ケン・ポルカリ氏は、米連邦公開市場委員会(FOMC)を前にアップルやエヌビディア、アマゾン、マイクロソフトといった銘柄を売って手元資金を確保する動きが出ているとの見方を示した。
S&P総合500種の11セクターでは、テクノロジーと一般消費財が下落。金融は1.22%、エネルギーは1.2%、それぞれ上昇した。
FRBは17─18日に開くFOMCで利下げを開始すると予想されているが、利下げ幅を巡り市場の予想はここ数日揺れている。CMEのフェドウオッチツールによると、50ベーシスポイント(bp)の利下げの可能性は現在59%となっている。
米国防総省への半導体供給で新たに米政府から支援を受けることとなったインテルは6.36%上昇した。
ボーイングは0.78%安。ストが4日目に入る中、今後数週間で雇用を凍結し、一時解雇を検討していると明らかにした。
ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を2.74対1の比率で上回った。ナスダックでも1.17対1で値上がり銘柄が多かった。
米取引所の合算出来高は97億4000万株。直近20営業日の平均は107億5000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 41622.08 +228.30 +0.55 41435.17 41733.97 41435.17 .DJI
前営業日終値 41393.78
ナスダック総合 17592.13 -91.85 -0.52 17573.70 17618.40 17480.66 .IXIC
前営業日終値 17683.98
S&P総合500種 5633.09 +7.07 +0.13 5615.21 5636.05 5604.53 .SPX
前営業日終値 5626.02
ダウ輸送株20種 15842.30 +112.69 +0.72 .DJT
ダウ公共株15種 1061.01 +6.56 +0.62 .DJU
フィラデルフィア半導体 4910.44 -70.04 -1.41 .SOX
VIX指数 17.14 +0.58 +3.50 .VIX
S&P一般消費財 1541.84 -4.94 -0.32 .SPLRCD
S&P素材 587.76 +5.24 +0.90 .SPLRCM
S&P工業 1107.64 +5.85 +0.53 .SPLRCI
S&P主要消費財 899.94 +2.62 +0.29 .SPLRCS
S&P金融 747.50 +9.01 +1.22 .SPSY
S&P不動産 283.24 +0.60 +0.21 .SPLRCR
S&Pエネルギー 659.59 +7.80 +1.20 .SPNY
S&Pヘルスケア 1827.23 +10.75 +0.59 .SPXHC
S&P通信サービス 300.62 +2.66 +0.89 .SPLRCL
S&P情報技術 4246.72 -40.89 -0.95 .SPLRCT
S&P公益事業 399.45 +2.92 +0.74 .SPLRCU
NYSE出来高 8.28億株 .AD.N
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 36620 + 330 大阪比 0#NK:
シカゴ日経先物12月限 円建て 36435 + 145 大阪比 0#NIY: