ニュース速報
ビジネス

米ベライゾン、200億ドルでフロンティア買収 光ファイバー網強化へ

2024年09月06日(金)00時52分

米通信大手ベライゾンは5日、同業のフロンティア・コミュニケーションズを約200億ドルで買収すると発表した。2016年10月撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)

[5日 ロイター] - 米通信大手ベライゾンは5日、同業のフロンティア・コミュニケーションズを約200億ドルで買収すると発表した。光ファイバー網の拡大が狙い。現金取引による買収手続きは約1年半後に完了する見込みで、実現すれば競合相手のAT&Tなどに対する競争力を高めることになりそうだ。

ベライゾンは1株当たり38.50ドルを提示。買収の可能性が報じられる前日の3日のフロンティアの終値に対して37.3%のプレミアムが上乗せされている。6月30日現在、フロンティアの負債総額は112億5000万ドル。

4日に約38%急騰したフロンティア株は、5日の寄り付き前の取引でベライゾンの提示価格を下回る35.14ドルに下がり、ベライゾンは約1%上昇した。

フロンティアの光ファイバー網は、米国の中西部やテキサス州、カリフォルニア州など25の州をカバーし、加入者数は計約220万人。一方、ベライゾンは北東部と中部大西洋岸地域を中心とする9州と米首都ワシントンに計約740万人の加入者を抱える。

ベライゾンのハンス・ベストバーグ最高経営責任者(CEO)は「フロンティアを買収することは戦略上、適切だ。全米のより多くの市場で競争力を高める機会となるだろう」と表明した。

買収が実現すれば、3年目までに少なくとも年間5億ドルのコスト削減が可能になり、ベライゾンの業績向上につながるとみられる。両社を巡っては、ベライゾンが2016年にカリフォルニア州、テキサス州、フロリダ州のテレビ・インターネット事業をフロンティアに105億4000万ドルで売却した経緯がある。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

トランプ米大統領、代替関税率を10%から15%に引

ビジネス

エヌビディアやソフト大手の決算、AI相場の次の試金

ワールド

焦点:「氷雪経済」の成功例追え、中国がサービス投資

ワールド

焦点:米中間選挙へ、民主党がキリスト教保守層にもア
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
特集:ウクライナ戦争4年 苦境のロシア
2026年2月24日号(2/17発売)

帰還兵の暴力、ドローンの攻撃、止まらないインフレ。国民は疲弊しプーチンの足元も揺らぐ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 2
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官が掲げる「新しいスパイの戦い方」
  • 3
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 4
    カビが植物に感染するメカニズムに新発見、硬い表面…
  • 5
    少女買春に加え、国家機密の横流しまで...アンドルー…
  • 6
    100万人が死傷、街には戦場帰りの元囚人兵...出口な…
  • 7
    ロシアに蔓延する「戦争疲れ」がプーチンの立場を揺…
  • 8
    「窓の外を見てください」パイロットも思わず呼びか…
  • 9
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
  • 10
    揺れるシベリア...戦費の穴埋めは国民に? ロシア中…
  • 1
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より日本の「100%就職率」を選ぶ若者たち
  • 2
    命は長し、働け女たち――88歳「働くばあさん」が説く高齢期の「4つの覚悟」
  • 3
    「水道水」が筋トレの成果を左右する...私たちの体には濾過・吸収する力が備わっている
  • 4
    なぜ「あと1レップ」が筋肉を壊すのか...「高速パワ…
  • 5
    【銘柄】マイクロソフトの株価が暴落...「AI懸念」で…
  • 6
    「ヒンメルならそうした」...コスプレイヤーが消火活…
  • 7
    「#ジェームズ・ボンドを忘れろ」――MI6初の女性長官…
  • 8
    海外(特に日本)移住したい中国人が増えている理由.…
  • 9
    「目のやり場に困る...」アカデミー会場を席巻したス…
  • 10
    オートミール中心の食事がメタボ解消の特効薬に
  • 1
    【クイズ】致死率50~75%...インドで感染拡大「ニパウイルス」の感染源となる動物は?
  • 2
    ウクライナ戦闘機「F-16」がロシア軍「シャヘド」を空中爆破...地上から撮影の「レア映像」を公開
  • 3
    高市積極財政にアメリカが慌てる理由
  • 4
    セーターが消えた冬 ── 暖かさの主戦場が「インナー」…
  • 5
    台湾侵攻「失敗」の大きすぎる代償
  • 6
    「最恐」恐竜T・レックスの定説を覆す新研究が
  • 7
    イースター島の先住民から資源を略奪、島を「生きた…
  • 8
    海上自衛隊が水中無人機(UUV)を導入 中国の海軍拡…
  • 9
    中国、パナマ運河の港湾喪失でパナマに報復──トラン…
  • 10
    「ヘル・コリア」から日本へ7万人 ── 大企業の高給より…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中