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米UPS、年金運用をゴールドマンに委託 434億ドル規模
2024年05月17日(金)09時10分
国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、米国とカナダの年金基金、総額434億ドルについて、米金融大手ゴールドマン・サックスの資産運用部門に運用を委託した。ゴールドマンが16日発表した。写真はゴールドマンのロゴ。ニューヨーク証券取引所で2021年11月撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)
[16日 ロイター] - 国際貨物輸送大手の米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)は、米国とカナダの年金基金、総額434億ドルについて、米金融大手ゴールドマン・サックスの資産運用部門に運用を委託した。ゴールドマンが16日発表した。
不安定なトレーディング、投資銀行事業への依存度を減らしたいゴールドマンにとって、資産運用事業の重要性が高まっていることを示している。
同社の運用資産は3月31日時点で2兆8000億ドル余り。資産運用事業の拡大では、競合するモルガン・スタンレーが先行しており、運用資産は7兆ドル近くに達している。
UPSは、年金運用を外部委託することで中核事業に専念しやすくなる。社内の投資運用チームはゴールドマンのアトランタ事務所に加わり、年金関連のサービスを継続する。