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米新規失業保険申請、2カ月ぶり高水準 労働市場の緩和示唆

2024年04月05日(金)01時10分

米労働省が4日発表した3月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比9000件増の22万1000件となった。2021年8月撮影(2024年 ロイター8月/Dustin Chambers)

[ワシントン 4日 ロイター] - 米労働省が4日発表した3月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比9000件増の22万1000件となった。市場予想は21万4000件だった。2カ月ぶりの高水準となり、労働市場を巡る状況が次第に緩和しつつある兆候を示唆した。

それでも、PNCファイナンシャル(ピッツバーグ)のチーフエコノミスト、ガス・フォーチャー氏は「労働市場は依然として非常に強い」との認識を示した。

申請件数が市場予想以上に増加したのは、今年はイースター(復活祭)の祝日が早かったことが季節調整モデルに影響したためとみられる。

調整前ベースでの申請件数は2455件増の19万6376件だった。カリフォルニア州、アイオワ州、イリノイ州、ペンシルベニア州での申請件数が大幅に増加し、テキサス州、ミズーリ州、ジョージア州での大幅減少を相殺した。

3月23日までの1週間の継続受給件数は1万9000件減の179万1000件だった。

今回のデータは5日発表の3月米雇用統計の調査期間と重なっていない。

ロイター
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