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中国不動産開発の万科、株・ドル建て債の売り続く 流動性懸念
2024年03月04日(月)16時54分

3月4日、中国不動産開発大手の万科企業の株式とドル建て社債が、流動性懸念で先週に続き売り込まれている。写真は2019年9月、遼寧省大連市で撮影(2024年 ロイター)
[香港 4日 ロイター] - 中国不動産開発大手の万科企業の株式とドル建て社債が、流動性懸念で先週に続き売り込まれている。
同社の香港上場株は先週8.1%安となっていたが、午前の取引で6.6%超下落した。深セン上場株は5.2%安で、先週の3%安を上回る下落となっている。
デュレーション・ファイナンスによると、ドル建ての2027年債は額面1ドルに対し3セント超下落し51.024セント。2029年債は44.116セント。
一方、国内の人民元建て2027年債は先週から持ち直している。
信用データ提供のレオルグは4日、万科が保険会社と債務期限延長について協議中で、政府支援を求めるために幹部が北京を訪れたと伝えており、市場の懸念が強まっている。