米銀キャピタル・ワン、ディスカバー買収 カード事業強化へ

2月19日、米商業銀行キャピタル ・ワンがクレジットカード事業会社ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズを買収する協議が進展しており、早ければ20日に合意が発表される可能性がある。ニューヨーク証券取引所で2018年撮影(2024年 ロイター/Brendan McDermid)
Anirban Sen Michelle Price
[ニューヨーク/ワシントン 19日 ロイター] - 著名投資家ウォーレン・バフェット氏が出資する米銀キャピタル ・ワンは19日、クレジットカード大手ディスカバー・ファイナンシャル・サービシズを株式交換で買収すると発表した。買収額は353億ドル。
両社の統合が実現すると資産規模で米6位、クレジットカード事業で大きな存在感を持つ銀行となり、JPモルガン・チェースやシティグループと競合する。
ディスカバーは20カ国・地域にまたがるネットワークを持つが、ビザやマスターカード、アメリカン・エキスプレス(アメックス)には遠く及ばない。
両社は、この買収が規模や投資の拡大、決済業界最大手に対抗できる決済網構築を可能にすると表明。コスト削減や拠点の統廃合を通じて税引き前で27億ドルのシナジー達成を見込んだ。
買収条件は、ディスカバー1株に対してキャピタル・ワン1.0192株を割り当てる。ディスカバーの16日終値に26.6%を上乗せした水準。
統合会社の出資構成はキャピタル・ワンの既存株主が60%、ディスカバーの既存株主が約40%となる見込み。取締役会の総数は現段階で不明だが、ディスカバー側が3人出す予定。
キャピタル・ワンはバフェット氏の投資会社バークシャー・ハザウェイが3.28%出資する第7位株主。ニルソンによると、2022年時点の決済件数で米クレジットカード業界4位で、ディスカバーは6位だった。
<独禁審査は厳しく>
ディスカバー買収でキャピタル ・ワンは手数料収入の大幅な増加が期待できるが、反トラスト法(独占禁止法)面で当局の厳格な審査が予想される。
バイデン政権は21年の大統領令で銀行の合併について、規制当局や司法省により厳しい姿勢で臨むよう指示した。米連邦準備理事会(FRB)で銀行合併の監督に当たったミシガン大学のジェレミー・クレス教授(商法)は「21年大統領令発令以降、銀行合併規制で最初の大きな試金石になる」と指摘した。
当局はクレジットカード手数料にも厳しい目を向けている。厳格な新規制を提案した米消費者金融保護局(CFPB)はカード大手の手数料の高さなど競争面の問題を指摘している。
シアトル大学法科大学院のジョン・カークウッド教授は、クレジットカード発行市場での両社の地位や、合併が競争を阻害したり新規参入の障害になる可能性が審査の焦点になるだろうと述べた。
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