ニュース速報

ビジネス

ホンダ、26年に都内で自動運転タクシー 米GM・クルーズと

2023年10月19日(木)11時50分

 ホンダと米ゼネラル・モーターズ、米クルーズは10月19日、2026年初頭に日本で自動運転タクシーサービスを開始すると発表した。写真はホンダのロゴ。2019年2月、都内で撮影(2023年 ロイター/Kim Kyung-hoon)

Nobuhiro Kubo

[東京 19日 ロイター] - ホンダと米ゼネラル・モーターズ(GM)、GM傘下の米クルーズは19日、2026年初頭に日本で自動運転タクシー事業を開始すると発表した。24年前半に3社で合弁会社を設立し、ホンダが過半を出資する。

東京の都心部でサービスを開始し、自動運転専用車両「クルーズ・オリジン」をまず数十台で展開、500台規模に拡大する。都心以外にもサービスを広げる。

対面6人乗りのクルーズ・オリジンは3社が共同開発。運転席がなく、配車から支払いまでスマートフォンのアプリで完結する。

会見したホンダの三部敏宏社長は、収益性は十分あると説明。「電車、バスの混雑や乗り換えの手間、タクシーがつかまりにくいなど移動における課題や将来的な労働力不足などの課題がある」とした上で、「新しい移動体験、価値を創出するとともに課題の解決にも貢献をしていく」と述べた。

日本では今年4月に改正道路交通法が施行され、運転者を必要としない「レベル4」の自動運転の走行が認められた。しかしクルーズ・オリジンは運転席自体がなく、特別装備車に当たることから、どう型式認可を取るかは関連省庁と今後詰める。

ホンダは2018年にGM傘下のクルーズに出資。クルーズは米カリフォルニア州サンフランシスコで限定的に自動運転を展開している。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

アングル:失言や違法捜査、米司法省でミス連鎖 トラ

ワールド

アングル:反攻強めるミャンマー国軍、徴兵制やドロー

ビジネス

NY外為市場=円急落、日銀が追加利上げ明確に示さず

ビジネス

米国株式市場=続伸、ハイテク株高が消費関連の下落を
MAGAZINE
特集:教養としてのBL入門
特集:教養としてのBL入門
2025年12月23日号(12/16発売)

実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気。長きにわたるその歴史と深い背景をひもとく

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開したAI生成のクリスマス広告に批判殺到
  • 2
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 3
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 4
    中国最強空母「福建」の台湾海峡通過は、第一列島線…
  • 5
    おこめ券、なぜここまで評判悪い? 「利益誘導」「ム…
  • 6
    ゆっくりと傾いて、崩壊は一瞬...高さ35mの「自由の…
  • 7
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後…
  • 8
    【独占画像】撃墜リスクを引き受ける次世代ドローン…
  • 9
    ロシア、北朝鮮兵への報酬「不払い」疑惑...金正恩が…
  • 10
    懲役10年も覚悟?「中国BL」の裏にある「検閲との戦…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入ともに拡大する「持続可能な」貿易促進へ
  • 4
    【実話】学校の管理教育を批判し、生徒のため校則を…
  • 5
    「最低だ」「ひど過ぎる」...マクドナルドが公開した…
  • 6
    ミトコンドリア刷新で細胞が若返る可能性...老化関連…
  • 7
    自国で好き勝手していた「元独裁者」の哀れすぎる末…
  • 8
    【銘柄】資生堂が巨額赤字に転落...その要因と今後の…
  • 9
    香港大火災の本当の原因と、世界が目撃した「アジア…
  • 10
    身に覚えのない妊娠? 10代の少女、みるみる膨らむお…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切り札として「あるもの」に課税
  • 3
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした「信じられない」光景、海外で大きな話題に
  • 4
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 7
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 8
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 9
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 10
    インド国産戦闘機に一体何が? ドバイ航空ショーで…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中