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完全失業率7月は2.7%に悪化、有効求人倍率は前月から低下

総務省が29日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は2.7%で、前月(2.5%)から0.2ポイント上昇した。写真は2020年6月、都内で撮影(2023年 ロイター/Issei Kato)
[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日発表した7月の完全失業率(季節調整値)は2.7%で、前月から0.2ポイント上昇した。一方、厚生労働省が発表した有効求人倍率(季節調整値)は1.29倍で、前月から0.01ポイント低下した。
完全失業率はロイターの事前予測調査で2.5%と予想されており、市場予想より高かった。有効求人倍率は、事前予測で1.30倍が見込まれていた。
総務省によると、7月の就業者数は季節調整値で6745万人と、前月に比べて10万人減った。完全失業者数は184万人で、前月に比べて11万人増加した。
有効求人倍率は仕事を探している求職者1人当たり、企業から何件の求人があるかを示す。厚労省によると、7月の有効求人数は前月から0.01%増と微増。これに対し、有効求職者数が0.9%増加したことで有効求人倍率は小幅に低下した。
厚労省の担当者によると、足元では新規求人、新規求職申込件数ともに増加傾向にあり、雇用環境が大きく悪化しているわけではないという。物価高による各種コストの上昇が企業の採用活動に与える影響を引き続き注視していくとした。
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