米7月新築住宅販売4.4％増の71.4万戸、中古住宅の在庫不足が追い風

米商務省が２３日発表した７月の新築一戸建て住宅販売戸数（季節調整済み）は年率換算で前月比４．４％増の７１万４０００戸となった。２０１１年９月撮影（２０２３年　ロイター/Mike Blake）

[ワシントン ２３日 ロイター] - 米商務省が２３日発表した７月の新築一戸建て住宅販売戸数（季節調整済み）は年率換算で前月比４．４％増の７１万４０００戸となった。中古住宅の在庫不足が新築住宅の購入を後押ししている。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は７０万５０００戸だった。

前年同月比は３１．５％増と、２０２１年４月以来の大幅な伸びとなった。

６月の販売戸数は６９万７０００戸から６８万４０００戸に下方改定された。

７月の販売価格の中央値は４３万６７００ドルで、前年同月比８．７％下落した。３年ぶりに最大の落ち込みを記録した今年４月以来の大幅な下落となった。

地域別の販売戸数は、中西部が４７．７％急増し、月間としては１０年９月以来の大幅な伸びとなった。西部も２１．５％増。一方、北東部は２．９％減、南部は６．３％減だった。

７月末時点のの新築住宅の在庫は４３万７０００戸で、６月の４２万８０００戸から増加した。７月の販売ペースに基づく在庫の消化期間は７．３カ月と、前月の７．５カ月から減少した。