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米新規失業保険申請、24.8万件に増加 継続受給なお歴史的低水準
2023年08月11日(金)03時01分
米労働省が10日発表した8月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は24万8000件と、前週から2万1000件増加した。市場予想は23万件だった。(2023年 ロイター/Brian Snyder)
[ワシントン 10日 ロイター] - 米労働省が10日発表した8月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は24万8000件と、前週から2万1000件増加した。市場予想は23万件だった。
新規失業保険申請件数は市場予想を上回ったものの、失業率は50年超ぶりの低水準で推移しているほか、賃金の伸びも引き続き高水準にあり、労働市場を巡る状況は依然としてタイトとなっている。
ただ、労働生産性が上昇していることから、エコノミストは人件費が抑制されるとの楽観的な見方を示している。
当該週の申請件数が予想を上回って増加したことの背景には、以前から不正申請が問題視されていたオハイオ州での申請が大幅に増えたことに加え、米トラック運送大手のイエローの経営破綻などがあるとみられている。
7月29日までの1週間の継続受給件数は8000件減の168万4000件。歴史的な低水準にあり、解雇された労働者がすぐに再就職できていることが示された。
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