ニュース速報

ビジネス

NY外為市場=ドル/円じり高、カナダドルは中銀利上げで急伸

2023年06月08日(木)05時23分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円でじり高となった。中銀の利上げを受け、カナダドルは急伸した。(2023年 ロイター/Rick Wilking)

[ニューヨーク 7日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが対円でじり高となった。中銀の利上げを受け、カナダドルは急伸した。

ドル/円は0.31%高の140.10円、ユーロは0.11%高の1.0703ドルだった。ドル指数は104.07で、この日は小動きだった。

米ドル/カナダドルは0.23%安の1.3371カナダドル。

カナダ銀行(BOC、中央銀行)は7日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を0.25%ポイント引き上げ、22年ぶりの高水準となる4.75%とした。

来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)を巡っては、最近の利上げの影響を評価するため金利を据え置くと予想されている。ただフェデラルファンド(FF)金利先物市場は7月の追加利上げを予想している。

CIBCキャピタルマーケッツの北米FX戦略責任者、ビパン・ライ氏は「来週のFOMCを前に、かなりの程度のポジション調整が予想される」と述べた。

海外の中銀による利上げがドルに圧力をかける可能性はあるものの、7月追加利上げの見通しがあるため、下落は限定的とみられている。

DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「来週のFOMCは利上げが終わっていないことを示すかも知れない。今月の会合ではカナダやオーストラリア、おそらく欧州中央銀行(ECB)とも足並みがそろわず、まだ追加利上げがあるという見方が残るため、ドルが下落すると考えるのは短絡的かもしれない」と述べた。

豪ドルは0.25%安の0.6657米ドルで推移。一時は5月11日以来の高値となる0.6718米ドルに達する場面があった。

ドル/円 NY午後4時 140.23/140.26

始値 139.37

高値 140.24

安値 139.04

ユーロ/ドル NY午後4時 1.0692/1.0696

始値 1.0713

高値 1.0739

安値 1.0692

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

台湾中銀、政策金利据え置き 成長予想引き上げも関税

ワールド

UAE、イスラエルがヨルダン川西岸併合なら外交関係

ワールド

シリア担当の米外交官が突然解任、クルド系武装組織巡

ビジネス

ロシア財務省、石油価格連動の積立制度復活へ 基準価
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 2
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 3
    1年で1000万人が死亡の可能性...迫る「スーパーバグ」感染爆発に対抗できる「100年前に忘れられた」治療法とは?
  • 4
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 5
    燃え上がる「ロシア最大級の製油所」...ウクライナ軍…
  • 6
    【クイズ】世界で最も「リラックスできる都市」が発…
  • 7
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 8
    中国山東省の住民が、「軍のミサイルが謎の物体を撃…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 3
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサイルが命中、米政府「機密扱い」の衝撃映像が公開に
  • 4
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 5
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 6
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 7
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    「なんて無駄」「空飛ぶ宮殿...」パリス・ヒルトン、…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中