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中国上海汽車傘下のMGモーター、インドで最安値のEV発売
4月26日、中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)傘下のMGモーターは、インドで最も安価な電気自動車(EV)を発売した。写真はMGモーターのロゴ。メキシコのメキシコシティ で20日撮影(2023年 ロイター/Toya Sarno Jordan)
[ニューデリー 26日 ロイター] - 中国の自動車大手、上海汽車(SAIC)傘下のMGモーターは26日、インドで最も安価な電気自動車(EV)を発売した。タタ・モーターズなど地元ライバル勢に対抗する。
2ドアEV「コメット」の航続距離は230キロで、最低価格は79万8000ルピー(9763ドル)。タタの航続距離250─315キロの4ドアEV「ティアゴ」の最低価格84万9000ルピー(1万0400ドル)を下回る。
MGモーターのインド部門幹部はオンラインで開催した発売イベントで、コメットは「都会のジャングルで非常に操作しやすい」のでインドの混雑した都市部での走行と駐車に理想的な車として売り込んでいると述べた。
コメットはMGモーターがインド市場に投入する2車種目のEV。現在は、より大型のSUV(スポーツタイプ多目的車)「ZS」を販売している。MGモーターは今年の同国での販売台数全体の25─30%をEVが占めると見込んでいる。
インドの2022─23年のEV販売台数は年間販売台数390万台のまだ2%未満。今のところ同国ではタタが圧倒的なシェアを握っている。