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午後3時のドルは131円後半へ上昇、年度末取引で円安

3月29日 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の131円後半で推移している。写真は1ドル紙幣。2021年11月撮影(2023年 ロイター/Murad Sezer)
[東京 29日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からドル高/円安の131円後半で推移している。実質的に年度内最終売買日となるきょうは国内勢の売買が活発で、円の下げ圧力が強まったという。
2日後決済の為替市場は、きょうが月末と四半期末、日本の年度末が重なる3月の最終売買日。朝方からドル/円の取引の売買は活況で、ドルは130円後半から131円後半まで1円近く上昇した。「一部でまとまった円売り注文が出たとの話も出回っていた」(市場筋)という。
対ドルで強まった円安圧力は他通貨にも波及。NZドルは81円半ばから82円半ばへ上昇した。豪ドルは2月消費者物価指数(CPI)が前年比6.8%上昇と予想の7.1%を下回ったことで、豪ドル売りと円売りが交錯する展開となり、88円ちょうど付近で上下が続いた。
アジア株が軒並み高となったことも、円売り地合いを強めた。日経平均は朝方にいったんマイナス圏へ下落する場面があったものの、午後には前日比300円超上昇。市場心理が好転するような手がかりが特段あったわけではないが、アジア市場の米株先物も底堅さを増す展開となった。こちらも「月末の持ち高調整が影響しているのではないか」(外銀)という。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 131.89/91 1.0830/34 142.85/89
午前9時現在 131.03/05 1.0838/42 142.03/07
NY午後5時 130.86/89 1.0843/45 141.84/88