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NYCB傘下銀、破綻のシグネチャー銀資産買収で合意

2023年03月20日(月)10時18分

3月19日、米連邦預金保険公社(FDIC)は、ニューヨーク・コミュニティー・バンコープの傘下銀行、フラッグスター・バンクが経営破綻したシグネチャー・バンクの資産買収で合意したと発表した。ニューヨークのシグネチャー・バンクで13日撮影(2023年 ロイター/David 'Dee' Delgado)

[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦預金保険公社(FDIC)は19日、ニューヨーク・コミュニティー・バンコープ(NYCB)の傘下銀行、フラッグスター・バンクが経営破綻したシグネチャー・バンクの資産買収で合意したと発表した。

フラッグスターはシグネチャーのほぼ全ての預金と一部の融資債権、全40支店を買い取る。一方、FDICは引き続き、シグネチャーの約600億ドルの融資債権と40億ドル相当の預金を管理下に置く。

FDICの発表には10日に破綻したシリコンバレー銀行(SVB)への言及はなかった。シグネチャーはその2日後に破綻した。

シグネチャーの資産規模が1103億6000万ドルだったのに対し、SVBは2090億ドルと大きく上回る。

ロイターは先に、FDICがSVBの売却入札で買い手が現れなかったことを受け、事業を分割した上で再度買い手を募る方法を視野に入れていると報じていた。

シグネチャーの資産売却では、フラッグスターが129億ドル相当の融資債権を27億ドル割り引いた価格で買い取る。

FDICは、シグネチャーの資産売却で預金保険基金の負担が約25億ドルに上ると試算。同基金の残金が2022年末時点で1282億ドルだったとこれまでに報告している。

ロイター
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