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中国、証券決済制度を改革へ 外資呼び込み狙う

2022年12月19日(月)13時42分

中国証券監督管理委員会は16日、海外資金を呼び込むため、証券決済制度を国際慣行に近づける改革を今月26日に開始すると発表した。写真は北京で昨年7月撮影(2022年 ロイター/TINGSHU WANG)

[上海 16日 ロイター] - 中国証券監督管理委員会は16日、海外資金を呼び込むため、証券決済制度を国際慣行に近づける改革を今月26日に開始すると発表した。

同委員会は1月、株式の受け渡しと同時に決済を行う決済方式であるDVP(デリバリー・バーサス・ペイメント)の原理を具体化する証券決済ルール案を公表していた。

現在、中国株の受け渡しは取引の当日、決済は翌日となっている。

今回の改革でもこの慣行に変更はないが、ラベリングを活用して証券の受け渡しと決済を関連付け、契約違反にどのように対処するかを明確にする。

投資や取引に影響はないが、決済制度がより確実になり、「中国市場にさらに外資を呼び込む」ことになるとしている。

海外投資家の間では、中国に決済制度の改革を望む声が以前から出ている。アジア証券業金融市場協会(ASIFMA)によると、受け渡しと決済が同時に行われないことで、海外投資家と仲介業者に追加のコストとリスクが生じている。

ロイター
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