ニュース速報

ビジネス

午後3時のドルは144円半ばで底堅さ、NZドルも堅調

2022年10月06日(木)15時25分

 10月6日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からほぼ変わらずの144円半ばで推移している。写真は米ドル紙幣。2月14日撮影(2022年 ロイター/Dado Ruvic)

[東京 6日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準からほぼ変わらずの144円半ばで推移している。大きな値動きには至らなかったが、ドルは全般に底堅い動き。前日に利上げを実施したNZドルも続伸した。

ドルは午前に144円前半へ下落する場面もあったが、前日海外の流れを引き継ぎ、底堅さが目立った。前日の堅調な米経済指標や連邦準備理事会(FRB)当局者のタカ派的な発言が支えになっているという。

ステート・ストリート銀行の東京支店・共同支店長、若林徳広氏は「日米金利差の拡大の観点からドル/円は上方向にあるものの、政府・日銀による円買い介入への警戒感から、上昇の勢いは抑えられている」とし、「144円ー145円を中心としたレンジ取引が続いている」との見方を示した。

NZドルも堅調。NZ中銀が5日、政策金利のオフィシャル・キャッシュレート(OCR)を7年ぶり高水準の3.5%としたが、議事要旨で75ベーシスポイント(bp)の利上げを議論したことが明らかになり、追加利上げへの期待感が高まっている。

市場では、オーストラリア準備銀行(中央銀行)が4日、政策金利の引き上げ幅を25bpとし、市場予想の50bpに達しなかったことで、急速に進んできた世界的な利上げ局面が終盤を迎えているのではない、との見方が広がりつつあった。

ドル/円   ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 144.51/53 0.9920/24 143.38/42

午前9時現在 144.43/45 0.9910/14 143.14/18

NY午後5時 144.63/68 0.9882/84 142.99/03

ロイター
Copyright (C) 2022 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国航空会社2社、エアバス機購入計画発表 約82億

ワールド

コロンビア、26年最低賃金を約23%引き上げ イン

ワールド

アルゼンチン大統領、来年4月か5月に英国訪問

ワールド

中国軍、台湾周辺で実弾射撃訓練開始 演習2日目
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と考える人が知らない事実
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    なぜ筋肉を鍛えても速くならないのか?...スピードの…
  • 5
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 6
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 7
    【銘柄】子会社が起訴された東京エレクトロン...それ…
  • 8
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」と…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 6
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    批評家たちが選ぶ「2025年最高の映画」TOP10...満足…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    素粒子では「宇宙の根源」に迫れない...理論物理学者…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 5
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中