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中国の佳兆業、第4四半期に外貨建て債務再編案提示へ=関係筋

2022年09月06日(火)09時14分

 9月5日、中国の不動産開発会社、佳兆業集団は第4・四半期にオフショア債務再編案をまとめることを目指している。写真は同社の携わる建設現場。2021年12月、上海で撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

[香港 5日 ロイター] - 中国の不動産開発会社、佳兆業集団は第4・四半期にオフショア債務再編案をまとめることを目指している。関係筋2人がロイターに明らかにした。10月の中国共産党大会の後になるという。

佳兆業はオフショア債の発行残高が中国恒大集団に次いで多い。昨年に一部債券がデフォルト(債務不履行)となり、120億ドルのオフショア債務の再編作業を行っている。

関係筋によると、ドル建て債務の元本分割返済や、一部債務を会社や開発プロジェクトの株式に交換することを提案する計画。

同社は9月下旬に投資銀行モエリスが代表する海外債権者グループとの交渉を開始する予定だが、議論の焦点は計画の枠組みで、詳細を詰めるのは後になるという。

関係筋の1人は「(計画の)実施は年末から来年第1・四半期になるだろう」と語った。

佳兆業はコメントを控えた。モエリスはコメント要請に応じなかった。

中国共産党は、10月16日から5年に一度の党大会を開催する。不動産業界では、住宅市場の落ち込みを回避し経済を活性化させるための支援策がさらに打ち出されるとの見方がある。

ロイター
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