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ECB、早期に量的緩和終了の意向 7月にも利上げか=関係筋

2022年04月25日(月)07時25分

 欧州中央銀行(ECB)はできるだけ早期に債券買い入れ措置を終了させ、早ければ7月、遅くとも9月には利上げを実施するとみられる。ECB関係筋9人がロイターに明らかにした。独フランクフルトで2016年12月撮影(2022年 ロイター/Ralph Orlowski)

[ワシントン 24日 ロイター] - 欧州中央銀行(ECB)はできるだけ早期に債券買い入れ措置を終了させ、早ければ7月、遅くとも9月には利上げを実施するとみられる。ECB関係筋9人がロイターに明らかにした。

ECBは、可能な限りゆっくりとしたペースでの景気刺激策の縮小を進めてきた。ただ、インフレ率の急上昇を背景に、非伝統的支援措置を終了させるよう圧力が強まっている。3月のインフレ率は7.5%を記録した。

利上げの実施は債券購入措置を終了してからであり、匿名を条件に話した9人の関係者全員が購入の終了は6月30日か7月1日に起こるはずだと語った。これはECBが7月21日の会合までに利上げが可能な状態になることを意味する。

ただ、ECBが9月まで利上げに踏み切らないと予想する関係者もいる。それまでに新たな見通しが確認できることや、流動性が通常低下する夏季に政策行動を取ることを避けるためという。

ロイター
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